Story開発秘話
-

宇治地域の茶畑は、山間地ならではの急斜面に広がり、そこでお茶が育てられています。
さらに、昼夜の気温差が大きく朝霧が発生しやすい気候が、宇治茶の「香り」を育む要因といわれています。 -

抹茶の特徴のひとつは、ほろ苦さです。また、一般的に飲まれる煎茶と比べると、豊かな旨みと甘みが感じられます。これらの違いは、特別な栽培方法によるものです。
抹茶の秘密は「覆下(おおいした)栽培」と呼ばれる、茶畑を黒い布で覆う独自の方法に隠されています。この「覆下栽培」という技術は宇治で生まれ、茶摘みの20日以上前から茶畑を覆う作業が行われます。
-

「覆下栽培」は、安土桃山時代に宇治で始まった伝統的な栽培方法です。4月に新芽が出た時期に、ヨシズや黒布などで茶畑を覆い、日光を遮る(遮光率98%)ことで茶畑の光合成を抑制します。
光合成の抑制により、茶葉中の旨み成分であるアミノ酸が、渋み成分であるカテキン類に変わるのを防ぎ、渋みが少なく旨みの濃いお茶が育まれます。この技術は霜から茶葉を守るために考案されたものでしたが、茶の風味を高める事がわかり、広く普及しました。