作者プロフィール

松本 妃代（まつもと きよ）

2019年サイト青山にて初の個展『On a moonlit night-月明かりの夜に-』を開催。以後毎年個展を開催している。
2022年には阪急うめだでのグループ展に参加。CDジャケット、商品パッケージデザインなども手掛けている。

作品コンセプト

このお話は目が見えない女の子が主人公です。
目が見えなくても、彼女の中に、体や心で感じたままの色や世界があったとしたら？
それはもしかしたら、目が見えている私たちよりもずっと自由かもしれないと思いました。
私たちは時に、目に見えるものばかりを正解としたり、そこに正しさを求めてしまうこともあります。
この絵本が、心の目で世界をみたり、日々を楽しむヒントになれば嬉しいです。

読者へのメッセージ

りんごは赤色。たしかにそうかもしれません。
じゃあ、甘いは何色でしょう？
悲しい、嬉しいは何色？
そこにはきっと、あなただけの色があります。
目を閉じて、音を聞いたり、匂いをかいだり、いろんなものに触ってみましょう。
全く違う世界が見えてくるかもしれません。

作者プロフィール

いしかわ なおき／文

1977年埼玉県生まれ。2児の父となり、絵本を読む機会が増える。
生協職員としての仕事の傍ら、創作した話に簡単なイラストを添えて、家族に読んでもらっている。

長谷川 あかり／絵

多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
第17回タリーズピクチャーブックアワード絵本大賞受賞。
絵本に『ようかいのもり たぬきクリニック』『ようかいのもり まっくらまつり』（共に大日本図書）がある。

作品コンセプト

応援の言葉は人の力になる。
だいすきな人や、身近にいる人を応援する人が、一人でも多く増える日常を願い、書き進めました。

読者へのメッセージ

いしかわ なおき

苦しい時、身近に頼れる人がいなくても、どこかで必ず応援してくれる存在がいると信じてください。
山に行かなくても、心で叫べば「びこやまさん」は、きっと現れる…と思います！

長谷川 あかり

男の子の心を鏡のように映し取り、言葉ではなく心を返したびこやまさんは、ある意味で「やまびこ」の使命を全うしているように感じました。
そんな、びこやまさんの心の動きを丁寧に描くことを心がけて制作しました。