TULLY'S COFFEE

女性の視点を生かした
新商品を生み出したい

小林 由果

マーケティング本部 マーケティング第二グループ
ドリンク・アイスチーム

女性と男性の味覚の違いを
敏感にキャッチした商品企画

—小林さんは、マーケティング本部にいらっしゃるということですが、どのようなお仕事をしていらっしゃるのですか?

「私は、マーケティング本部でドリンクとアイスの企画をしています。なかでもシーズナルドリンクと呼ばれるシーズン限定の商品の企画と、それに関わるプロモーションや販促物の企画が主な業務です。

シーズナルドリンクは毎月1商品以上を発表。主に20代〜30代の女性をターゲットとしています。マーケティング本部に配属になって6年目。そのうち1年は、産休・育休をとらせていただきましたが、約5年間、毎月このシーズナルドリンクとアイスの新商品企画に携わってきました。

それまでマーケティング本部で商品を開発していたのはほとんどが男性でした。しかし、シーズナルドリンクのメインターゲットは若い女性。女性である私が企画担当になったからには、女性の視点を生かした商品開発をと考え、日々取り組んでいます」

―女性の視点を生かした商品開発とはどのようなことですか?

「これまでも男性と女性では味覚の好みが少し違うのではないかと感じていました。同じ甘味であっても、男性が考える女性向けの甘さと、女性が本当に好きな甘さは異なるように思ったのです。また、男性に比べて女性は酸味のあるものやスパイシーなものを好む傾向にあるようです。そのため、甘みを調整したり、柑橘系のフルーツソースで酸味を際立たせたり、スパイスを効かせたドリンクを考えるなど、女性の目線から、より女性が好むテイストになるよう心がけています。

また、3年ほど前からSNSに写真をアップした際の見栄えの良さに注目が集まるようになり、商品の人気度にも大きな影響を及ぼすようになりました。ですから、女性が見ておいしそうと感じるかどうか、写真に撮りたくなる魅力があるかどうかも意識しています。さらに、今話題のスイーツのお店や、インスタグラムなどのSNSでどのような商品に人気があるのか、若い女性のトレンドをチェックし、商品に生かせないか常に考えています」

—小林さんがこれまで開発した商品で、印象に残っている商品はありますか?

「私が初めて企画したクリスマスシーズン向けの商品『ストロベリーショートケーキモカ』や、同じくクリスマスシーズン用に企画した『マスカルポーネティラミスラテ』は、今でも思い出に残っています。『マスカルポーネティラミスラテ』は、それ以前からあった『ティラミスラテ』の進化系。初めて、前任者が担当していた時の売上個数を超えることができた思い出深い商品です。

また『タリーズ スノーマンラテ』は、店舗でドリンクを担当する人によってスノーマンの表情が異なることからカワイイ!と評判になり、SNSにもたくさんアップしていただきました。タリーズの人気キャラクターであるベアフル®を用いた『ベアフル®スリーブ』も多くの女性にご支持いただいた商品。どちらもいかにかわいらしく写真に収まるか、角度なども考えて企画した商品で、とても印象に残っています」

毎月タリーズのおいしさを発信し
コーヒーファンを次世代にも

―一方で、タリーズだからこその商品開発や、ゆずれないタリーズらしさというのはありますか?

「タリーズの強みは、コーヒーそのもののおいしさだと思っています。コーヒーの味は、どのコーヒーチェーンにも負けないのではないでしょうか。それは、私がこの会社に入社する以前、タリーズの店舗でアルバイトをしていたときから感じてきたことでした。ドリップコーヒーやエスプレッソはもちろんのこと、シーズナル商品においても、タリーズのエスプレッソの味わいをしっかりと感じることができて、なおかつ多くの方に受け入れていただける商品にしたいと考えています。

そのため、どんな新商品であっても、商品にエスプレッソを加える際は、1杯1杯店舗でタンピングして抽出します。これを『全自動による抽出でもいいかなぁ』となってしまうと、タリーズの柱となるおいしさが変わることになってしまうと思うのです。そこだけは、端折ることなく丁寧に行い、お客さまに提案していきたいです」

―今後、叶えたい夢などがあれば教えてください。

「毎月シーズナルドリンクを企画していますので、お客さまに『いつ来てもワクワクする新商品があるなぁ』と感じてもらえるよう、商品展開や販促物制作を続けていきたいです。そして、タリーズの課題でもある、若い女性のお客さまをもっと増やし、コーヒーファンを次世代へとつなげていきたいですね」

—働くお母さんであり、女性社員としての夢はいかがですか?

「3歳の子どもがいるので時短勤務をしており、1日はあっという間。時間を意識しながら効率的に仕事ができるよう努めています。一方で、母になったことで女性客の皆さんのニーズや、子ども連れのお客さまの思いに気がつくようになりました。今後はそうした視点も大切にしたいと思います。また、働くなかで私自身も成長して、プライベートも仕事も充実させていきたいですね」