TULLY'S COFFEE

ここでしか味わえない、他とは
「ちょっと違う」付加価値を伝えるために

岩瀬 秀隆

マーケティング本部 フード・スイーツ担当

人気のボールパークドッグは
クオリティと価格のバランスがカギ

―岩瀬さんは普段、フードメニューの企画などに携わられているということですが、具体的にどのようなことをされているんですか?

「タリーズコーヒーの店舗で展開するフードメニューのコンセプト企画を担当しています。 季節に合わせて、どんなフードがいいかなどを考え、それに伴う価格設定やスケジュール管理、また商品の販売促進も行っています。

商品の具体的なレシピは、バイイングを担当する部署と一緒につくり上げていきますが、私はその基になるテーマやコンセプトを構築します。
そこで大事なのが、やはり外を歩くこと。街中を歩いてタリーズコーヒーや他のチェーン店をのぞいたり、話題のスポットへ実際に出向き、 そこにはどんなライフスタイルを送る人々が集まっているかを観察しながら、タリーズにどんなフードがあればいいかを考えています」。

―カフェのフードというと、フルサービスのお店やコンビニとも違うと思うんですけど、何を重視されているんでしょうか?

「まず“気軽さと付加価値”を重視しながら、タリーズコーヒーへどうやって気軽に立ち寄っていただくかを考えています。
タリーズはこだわりのコーヒーという、ブレない軸があるので、ドリンクと一緒に手に取りやすいフードメニューであること。 そこで、他のチェーン店とは『ちょっと違う』と思ってもらえるような付加価値を商品に盛り込んでいます」。


―ではタリーズコーヒーで人気を集めているメニューと、その理由について教えてください。

「私がこの部署に異動する前からあって、今でも人気のメニューがボールパークドッグと言われるホットドッグです。 これは名前にボールパークとあるように、アメリカの球場でほおばるホットドッグをイメージして作られたんですが、 パン、ソーセージ、ソースなど細かいところまでこだわりがあって本当に美味しい。

定番メニューの「オリジナル」や「アボカド」は、リーズナブルでお求めやすいところも人気の理由だと思います。
ショーケースに並ばないメニューは、お客さまが実際に商品を見て確認できないので商品のクオリティと価格のバランスがとても重要なんですが、 そこのバランスが抜群なんです」。

定番と季節ものを組み合わせながら
選べるフードメニューでアプローチ

―定番メニューと季節メニューのコンセプトは、どのようなバランスで展開されていますか?

「まず一年中、取り扱いのある定番商品は、なるべく多くのお客さまが味を想像しやすく、“美味しそうだな”と感じてもらうことが大事です。
その他、コンセプトを打ち出すために季節限定の商品も展開するので、一つは20代の女性に向けたもの、 もう一つは年齢層の高い男性にも食べてもらえそうなものと差別化を図って考案しています。

例えばパスタの場合は、トマト系、クリーム系、オイル系とソースで変化をつけています。 定番の味を頼む方にはトマト系を、クリーム系やオイル系のメニューには、季節に敏感で感度の高い女性をメインターゲットに設定した、商品展開にしています。
もちろん思惑通りの売れ行きにならなくても、定番や季節ものと選べることをきっかけにフードメニューを知って、美味しいと思ってもらえれば嬉しいです」。

―では、今後のフードメニューに関する展望を聞かせてください。

「コーヒーは、常にたくさんの国や地域で飲まれていて、そこには一緒に楽しむ食べ物があると思っているんですが、
タリーズコーヒーへ足を運んでいただいたときには、美味しいだけでなく、 新しい驚きや今まで体験したことのない気持ちを味わって欲しいと思っています “こんな食べ物があったなんて!”と言う体験を、
タリーズコーヒーのドリンクとともに感じてもらうために、これからもさまざまなメニューを発掘しながら、お客さまへ提供して行ければと思っています」。