コーヒー豆の種類
◆コーヒー豆とはそもそも何か、ご存知ですか?
結論から言うと、コーヒーチェリーと呼ばれる赤い果実の種なんです。
◆コーヒーの種類
コーヒーは大きく分けてアラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3種類に分けられ「コーヒー三大原種」とも呼ばれます。
1:エチオピアを原産地とする「アラビカ種」
コーヒー豆として品質に優れており、世界で生産されるコーヒーの約55%を占める品種です。「スペシャルティコーヒー」など、香りや味わいで高く評価されるコーヒーは、アラビカ種の中から生まれます。コーヒーベルトの中でも標高900m以上の高地で育ち、非常にデリケートで、病気や霜、乾燥や強すぎる日差しなどに弱いため、品質改良が盛んに行われてきました。そこに突然変異なども合わさり、現在ではティピカ種、ブルボン種、カトゥーラ種をはじめ、70種以上に細かく枝分かれしています。
2:コンゴを原産地とする「ロブスタ種」
生長が早く、病気にも強いうえ、収穫量も多いので生産性に優れています。 焦げた麦のような独特な香りと強い苦みが特徴的で、インスタントコーヒーや缶コーヒーになるブレンドに良く使用されています。主な産地はベトナムやインドネシアなど、東南アジアが中心です。
3:西アフリカのリベリアを原産地とする「リベリカ種」
標高や温度差など、環境への耐性には優れながらも、病気(とくにサビ病)に弱いという特徴を持ち、現在は西アフリカの一部で国内消費される程度で、市場には出回っていません。